「カメラオブスクラ」で切り取った風景

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2月2日から三重県生涯学習センターさんで私が担当させてもらっているワークショッププログラム「写真の原点『カメラオブスクラ』を作成してみよう!」(文化体験プログラムの詳細はこちら)で今年度担当させていただいた津市内の3校の生徒さん達が描いてくれた鉛筆画の展示がはじまりました。カメラオブスクラとは簡単にいえば暗箱。写真機が生まれる前に画家たちが風景の模写をする為に生まれた道具です。レンズから映し出される風景を鉛筆などでなぞることで風景を細かく描くことができると共に遠近感を人間の感覚的な捉え方ではなくレンズから見えてくる感じで描けることが特徴だといえます。ワークショップでは写真の原点でもある装置に触れてもらいながら、見えることの不思議さ、面白さ、そして現代の写真機まで進化してきた技術のことについても少しお話ししています。(より早く正確に複製して行く、ということを目指して進化してきていることになると思います)写真機が歩んで来た歴史の道を過去のベクトルに少し遡ることで現在簡単に写し取っていることが先人たちの知恵の結集なんだ、とか、少し時間をかけて風景を見つめることで今までと違う感じに見えてくるんだ、そんな想像力を働かせながら楽しんでもえればと私は思っています。そんなワークショップで生徒さんがじっくりと描いた風景を是非見に来てみて下さい。
このワークショップで使用しているカメラオブスクラは津市内在住の大工の池山さん制作。このワークショップの為に彼が忙しい仕事の合間に制作してくれました。(「カメラオブスクラ.ver2011」と名付けてあります)そんな池山大工さんに制作してもらったカメラオブスクラを生徒さんたちがオリジナルバージョンで色をつけたり絵を描いたり、渋いものからかわいい!感じのものまでラインナプされています。こちらも展示されているので是非ごらんになって下さい。工芸品!のような作品もありますよ!
会場ではワークショップの様子の写真展示、実際にカメラオブスクラを覗いて描く体験コーナーも設置されています。
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2/17まで開催しています。
イベント案内はこちらです。
過去のワークショップの様子はこちら。
2011年高宮小学校
2012年城山特別支援学校草の実分校
学校文化体験作品展「カメラオブスクラ」で切り取った風景
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