日本カメラ写真作品掲載

2020年6月号「日本カメラ」松原豊Local public bath "Sento"作品掲載

今日は午前中は晴れていたので家の周囲の草刈り。草刈り機で一気に刈ります。何事もやる気が大事です。(ほんとうは普段あまりや・ら・な・い)

2020.05.21三重美里三郷家家の周辺草刈り作業

草刈りも終えたので皆さんにお知らせです。

2020年6月号「日本カメラ」松原豊Local public bath "Sento"作品掲載

昨日5月20日発売の日本カメラ(日本カメラ社)の口絵ページ8pに三重県の銭湯を撮影したシリーズLocal public bath “Sento”の写真が掲載されています。(念願の口絵ページに掲載されて非常に嬉しいです。嬉しいわけはこのまま読み進めてもらえればと思います。)掲載された写真シリーズのトップには三重県伊賀市の朝焼けに染まる富士山ペンキ絵の銭湯池澤湯さん。(池澤湯さんはなんと!本日から営業再開)撮影時期は今年に入ってからの撮影。見開きページで「どーん」とレイアウト。他にも三重の現役銭湯、現在は廃業している銭湯の写真が続きます。光沢のある印刷の調子もいい感じ。きっと目で楽しんでもらえると思います。大判カメラで「ぐっ」と絞りを絞って露光時間をかけて撮影したカラー写真たち。ふわりとした感覚的な写真とはほど遠いイメージですが、写真に写っている一つ一つの「ものこと」は、きっちりかっちり見る者を包んでくれると思ってます。かわいさ、ゆかいさ、おもしろさ、そしてちょっぴりとしたはかなさ…地方銭湯の姿からいろいろ感じていただければと思います。

さて、ここで私がカメラ雑誌の口絵、グラビア写真と出会ったときのことについて少し書かせてもらますね…
私が小学5年生の時友人の家に遊びに行ったとき、暗室という場所にはじめて出会いそこではじめて写真雑誌に出会ったのでした。遊びに行くというよりは友人の父から暗室作業を習うために通うことになるわけですが、行く度に本棚に並んでいる写真雑誌に目を通すことになりました。

今は亡くなられていますが愛知県出身の写真家東松照明さんの沖縄でサバ二?から撮影されたと思われる水平線が斜めになってぽかーんとした雲が写っている白黒作品「波照間島1971」は水平線がなんで斜めなんやろ?という疑問とその写真から受ける強烈な印象、時の停滞感、自由度、開放感そんなことを当時感じたかどうかは分からないのですが(笑)とにかく印象に残った、のです。
そんな東松さんをはじめ様々な巨匠たちが巻頭グラビア飾る雑誌ページをを小学生の時にたまたま目にして、「こういうところに掲載したい」と思わないわけは無く、そのころのまわりの写真叔父さんたちに「こういうところに写真掲載するんや」と話すと「言うのは自由や」「くそ生意気なガキやな」「カメラ雑誌もなめられたもんやわ」と当時言われてました。

そしてそれからあのとき10歳だった少年は50歳の白髪になり随分と月日が経過しましたが、ようやく掲載ページに登場させてもらうことができました。(これが本人が喜んでいる訳になります。)随分年月かかったなあ。著先輩の方々の作品と共に見ていただければ幸いです。

そしてもう一つ、撮影協力をしていただいた銭湯の方々、このシリーズの撮影時に一緒に回ったり銭湯細部のおもしろさを教えてくれた中学校の同級生であり銭湯研究家であるケロリン桶太郎に感謝。(彼は今日も風呂屋に行くと連絡が来た。私も時間があるときに県内の銭湯に浸かりに行こうと思います。もちろん密を避けて。)

掲載写真の写真展を7月開催するのですがその開催情報については次回のブログでお知らせしますね。

お時間あれば是非お読みいただければと思います。またご購入いただけると幸いです。

本屋さん開いていない場合はネットなどで購入していただければと思います。

東松照明さんの写真集「太陽の鉛筆」

ネットprinting、ダイレクト入稿もできるそうです。5月末日まで割引もあるそうな。急ごう。私もポストカード急ぎで制作しようっと。

 

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