NAGI 79最新号発売中。松原担当「白黒写真館」連載中。今号は台湾在住写真家「楊欽盛」さん。

NAGI79号白黒写真館 NAGI79号白黒写真館「楊欽盛」

NAGI79号白黒写真館「楊欽盛」

12月に入りました。今年もあと一ヶ月かあ、と思われている方も多いと思います。月日が過ぎるのは早い、いや早過ぎますね。あまり深く考えずに時間を過ごしたいと思います。

仕事で関わらせてもらっている三重県伊勢市にある月兎舎から季刊で発行されているローカル雑誌NAGI、77号から白黒写真で作品を制作している方を紹介するページ「白黒写真館」を松原が担当しています。今回の79号では台北1839當代藝廊の邱さんに台湾の写真作家さんを紹介してもらい「楊欽盛」さんに登場してもらうことになりました。

以下テキストはNAGI79号掲載前に編集部に私が提出し校正前のテキスト。

ここに1冊の型録がある。2018年9月東京上野東京芸術大学大学美術館陳列館で開催された「台湾写真表現の今」という台湾の写真家8名を日本に紹介する写真展示の時に用意された型録冊子である。その展覧会の出展作家を選んだ1839當代藝廊(台湾台北市)オーナー 邱奕堅さんとの繋がりの中で、私も開催時に会場に足を運んだ。そこで「楊欽盛」さんの写真と出会うことになる。エイトバイテンと呼ばれる大型カメラ(フィルムのサイズが8インチ×10インチのサイズ、A4サイズ程度の大きさのフィルム)で白黒フィルムで撮影された都市開発で建物が解体された時に現れる家の断面、そのナイフで切り取られたような断面が「田」の字の形に見える姿を記録した写真が会場で大きなプリントで展示されていた。破壊された家を写した写真からどんなことを想像するのか。私は以前東北大震災後に岩手県を訪れた時に見た津波で破壊された建物の断面の姿を思い出していた。今回はそんな印象を持った「楊欽盛」さんの写真シリーズを紹介します。

現地とのやりとりはメールでのやりとりで行わせてもらいました。
取材協力ー1839當代藝廊(台湾/台北市)オーナー 邱奕堅

今回の特集が「建築のプロが住む家」という内容でしたので偶然にも現在の台湾住宅環境事情を住宅の断片、田の字型に切断された断面を見せる形の写真を撮影されていた「楊欽盛」さんの登場となりました。詳細の内容は是非NAGI79号をお手にしてお読みいただければと思います。

次号は80号、すでにアポイントは取ってあります。どんな方に登場してもらうのか楽しみにお待ちくださいね。最新号NAGI79号白黒写真館のお知らせでした。

関連リンク先
NAGI
http://www.i-nagi.com

1839當代藝廊
http://www.1839cg.com

台湾写真表現の今
https://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2018/taiwanphoto/taiwanphoto_ja.htm

台湾写真表現の今 産経新聞記事
https://www.sankei.com/life/news/180919/lif1809190015-n1.html

 

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